土地の形状と周囲の環境をチェックすることが不可欠!
土地には様々な種類があります。まず、その形状に注目しましょう。平地なら問題ありませんが、窪地や傾斜地は建物を建てる時に問題が生じます。窪地は降雨により水が溜まるため、凹んだ部分を埋め立てるか排水設備を備えることが必要です。こうした措置を採るためにはかなりの工事費がかかることを勘案して購入の可否を判断しましょう。土地代が安くても工事費がプラスされることを考えたら、安い買い物ではないかもしれません。傾斜地の場合、平らにならすために盛土か切土という工事が不可欠です。盛土は他の場所から土を運んで埋め立てるもので、切土は傾斜地を削って平らにすることです。切土なら地盤の安定度は変わりませんが、盛土だと地盤が緩くなるため建物の基盤に悪影響を与えることがあります。したがって、地盤が硬くて切土より盛土の方がやりやすいという土地は敬遠されがちです。こうした土地は安く売られているので、購入の際は十分注意しましょう。購入する土地が平らでも、近隣に傾斜地や盛土があれば、土砂災害などの危険があることも忘れてはいけません。
意外と簡単?土地購入の手順
土地を購入することになったら、売買契約書を交わします。売買契約は不動産屋が取り仕切ってくれます。これだけで土地の所有者になれるのです。さらに、土地の移転登記を行えば、第3者に対しても所有権を主張できます。登記は通常司法書士に依頼します。不動産屋に仲介手数料、司法書士には登記に関する報酬を支払わなければなりません。
土地探しの際には、そこが昔どんな場所だったのかを確認する必要があります。水害に遭っていなかったか調べることが大切です。池や川を埋め立てた場所も地盤が緩いかも知れません。